概 要 
AA-55 ZOOMは、0.06 〜 55MHzで SWR と R-Xのグラフ表示およびマルチSWR・SWR2Airなどの優れた機能でアンテナ調整時間を大幅に短縮できます。簡便かつ強力な計測モード・PC接続機能は趣味・業務で大いに役立ちます。アンテナ製作・調整の醍醐味をお楽しみ下さい。

主な用途
・アンテナの迅速な検査
・アンテナの共振周波数の調整
・雨、台風などの前後での特性比較
・同軸スタブの製作とそのパラメータ測定
・内蔵TDRによるケーブルの欠陥位置の特定
・キャパシタンスとインダクタンスの測定
 
操作画面例
 
 
主な仕様 
 周波数範囲  0.06〜 55 MHz  RF出力 +13 dBm/50Ω(標準)、M型コネクター
矩形波(基本波:0.06-10MHz 3/5次高調波)
 周波数設定  1 KHz (最小ステップ)  連続計測時間  -+13dBm出力時:最大4時間
 周波数スィープ  幅:10KHz(最小) 〜 55MHz
 スタンバイ放置時間  最大2日間(電源を入れたまま放置出来る時間)
 単周波表示  項目:SWR, R, X, Z, L, C,リターンロス
SWR:1〜100
R: 0〜10KΩ
X:-10KΩ〜+10KΩ
5周波同時SWR測定可 
 グラフ表示  項目:SWR, R, X, (Z:PC使用時)、スミスチャート、オープン/ショート/負荷校正
SWR:1〜10
R:0〜1KΩ
X:-1KΩ〜+1KΩ
メモリー:10 ch
 基準Z  25/50/75/100Ω切替可能  インタフェース  320x240 TFT カラーLCDバックライト付き
6x3キー、防滴キーパッド
マルチ言語、ヘルプスクリーン
PCとUSB接続
TDRグラフ表示 PC上のアプリソフトAntScopeによる
 使用温度範囲  0 〜 +40℃  電源 アルカリかニッケル水素/1.8AH(単三-2本)
外部電源:USB電源
充電:外部充電器に依る
 外形サイズ  103 x 207 x 37 mm
 質量 310g (電池含まず)
 同梱品  AA-55 ZOOM、単三アルカリ乾電池2本、USBケーブル、日英取説  別途購入品  なし
 マルチSWR
 AA-54/AA-55ZOOM/170/230ZOOM/600/1000/1400 アンテナ アナライザー は異なる5周波のSWRを一度に表示できる、ユニークな機能を備えています。この機能を使ってマルチバンドアンテナの調整ができます。周波数の設定・変更 は△▽キーで行います。0キーを押すことで、指定の周波数におけるSWRを棒グラフで、あるいは数値に切り替えて表示できます。 
 SWR2Air
 AA-55ZOOM/AA-230ZOOM600/1000/1400にはSWR2Airモードが装備されています。一人がアンテナを調整し、もう一人がSWRの変化を叫んでいた様な調整が SWR2Airモードを使うことで、一人で簡単にアンテナの調整が出来るようになります。SWR測定結果はビープ音の長短に変換されて任意周波数で送信できるので、 ポータブルHF or VHF受信機から聞こえるビープ音の長短を拠り所にSWR値を追込みます。SWR測定モードでF と  2 キーで送信周波数を設定でし、FとOKキーを押してSWR2Airモードを起動します。 
暫定動作説明・・(AA-230Zの説明) 
 
 上はAA-230 ZOOMのブロック図です。ご参考まで

このアナライザーの「頭脳」は、STM 32-bit RISC マイコンです。このマイコンで動作周波数500 MHz の2相正弦波発振器AD9958 DDSチップを制御します。2つの信号をローパスフィルターに通した後、波形成形処理をして、LVDSレベルの2相の方形波を生成します。測定対象のパラ メータを測定するのに、単純な構成かつ周波数特性の良いリターンロスブリッジを採用しました。スイッチによりブリッジの対辺の信号を交互に取り出します。 スイッチされた信号と第2相の信号を混合し1.5KHzのオーディオ帯の出力信号を得ます。この信号は1.5KHzのバンドパスフィルターを通過後、 16-bit ADCによりデジタル変換され後続のマイコンに入力されます。290x220 ドットカラー TFT 液晶画面と 6x3 キーパッドはマイコンに直結されています。外付けフラッシュメモリーの容量は4 MBで測定結果のデータを収納します。USBインターフェイス・チップによりPCとの接続を実現しています。

ブリッジの詳細
下図は抵抗ブリッジとミキサーの接続図です。 
 
CPU 制御のスイッチはブリッジの片側の信号をミキサーに供給します。負荷が純抵抗の50 Ωの場合、ブリッジはバランスしスイッチの位置にかかわらずスイッチの出力は同一値になります。 これによりアナライザーの校正は不要になり、非常に精度良く SWR=1に近くになります。